朝はギリギリまで寝ていたい。
仕事前にランニングすると、仕事中に眠くなる。
寝ている家族を起こしそうで、走りにいけない。
この悩み、私も抱えていました。
ランニングを朝に行うことのメリット・デメリットを紹介します。
「朝ラン」を始めようとしている方は注意点も紹介しているので、参考にしてください。
朝ランとは
「朝ラン」とは、朝の時間帯にランニングを行うことです。
朝って何時から何時まで?という方のために、気象庁のホームページから引用します。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html
午前6時頃から午前9時頃まで。
「頃」という言葉を使っていて曖昧な表現ですが、なんとなく朝の時間帯をイメージできるかと思います。
気象庁の定義で考えると、午前5時頃走る人は朝ランではありません。
「早朝ラン」または「明け方ラン」になります。
一般の人が活動を始める前。季節、地域にもよるが「夜明け」からおよそ1~2時間。
午前3時頃から午前6時頃まで。
「早朝」と「明け方」の細かいニュアンスは異なるものの、ランニングに関してはほぼ同じ意味として捉えてよさそうです。
朝走ることのメリット
朝ランは多くのメリットがあります。
- ダイエットに効果的
- 空気がキレイ
- 習慣化しやすい
- 1日を最高の気分でスタートできる
ダイエットに効果的
人間は寝ている間にもエネルギーを消費しています。そのため、朝はエネルギーがありません。
エネルギーが枯渇している中ランニングをすることで、脂肪を効果的に使うことができます。
ランニング中だけでなく、ランニング後も30分ほどは脂肪燃焼が続きます。
エネルギーが枯渇している時に走れば、ダイエットの効果が期待できます。
空気がキレイ
朝の空気は澄んでいて気持ちがいいです。
外に出て深呼吸するだけで、気分が良くなります。
人通りや車も少ないので、普段と違った雰囲気で走れるのも気分が上がります。
朝にしか味わえないキレイな空気を吸いながら1日をスタートさせると、その日が素敵な1日になります。
習慣化しやすい
夜のランニングは継続を妨げる要因がたくさんあります。残業や飲み会、その日の仕事で疲れてしまったなど、走れない理由はいくらでもでてきます。
朝ランを妨げるものは睡眠だけです。起きてしまえば、朝ランはできたも当然です。
しかし、ランニングをする上で睡眠はおろそかにできません。そのため、朝起きるために早く寝ることが重要です。
朝ランをすることで、早寝早起きの素晴らしい生活習慣が身につきます。
この生活習慣が身につけば、朝ランが習慣化したことになります。
1日を最高の気分でスタートできる
朝ランをすると、達成感を得ることができます。
早起きができた。朝からランニングをした。
すでに2つのことを達成しています。
小さな達成感であっても、人生を幸福にします。
朝ランをすることで、1日を最高の気分でスタートすることができます。
朝走ることのデメリット
朝走ることでデメリットもあります。
- 早起きができない
- 体が起きていない
- 昼間に眠くなる
早起きができない
朝はできるだけ寝ていたいという人が多いかと思います。
早く起きようとしても、起きれない人もいるかもしれません。
そもそも、朝が苦手な人や、仕事が夜遅くまであるような人には朝ランは向いていません。
それでも朝ランに挑戦しようという、素晴らしい人は目覚ましを工夫してみてはいかがでしょうか。
- アラームを手の届かないところに置く
- 朝起きたらカーテンを開ける
- 家族やパートナーに起こしてもらう
ちょっとした工夫で朝起きれるようになるかもしれません。
すっきりと目覚めて、朝のランニングを習慣にしましょう。
体が起きていない
朝は体が眠ったままの状態です。
いきなり激しい運動をするとケガをする可能性が高いです。
準備運動をして、軽めの運動から始めることで、ゆっくりと体が起きてきます。
朝ランでは、激しい運動は控えることをおすすめします。
昼間に眠くなる
朝早く起きることに加えて、朝から運動すると、昼間に眠くなることがあります。
昼間に眠くなる理由は2つあります。
まず1つ目が人間の脳は起床後8時間程度で、眠くなるようになっていることです。
何時に起きても、昼食後に眠くなるのはこのメカニズムが作用していることが原因だと言われています。
お昼に眠くなった場合は、30分未満の昼寝をすることをおすすめします。
30分以上寝ると、深い睡眠に移行するので、寝過ぎには注意です。
2つ目は睡眠時間が足りていないということです。
夜寝るのが遅ければ、早起きしたことで睡眠時間が短くなります。
適切な睡眠時間は人それぞれです。年齢や体質などにより理想の睡眠時間が異なります。
眠気を抑えるために、十分な睡眠時間を確保しましょう。
朝ランをするための準備、注意すること
朝ランをする上で、注意する点がいくつかあります。
- 水分をとる
- 準備運動をする
- 激しい運動はしない
- きつい時はムリをしない
水分をとる
朝はエネルギーだけでなく、水分も枯渇しています。
就寝中に失われる水分は500mlとも言われています。
水分を取らずに走ることで、脱水症状になりかねません。
脱水症状がひどくなると、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
走る前にコップ1杯以上は水分を補給しておくことをおすすめします。
準備運動をする
朝は、頭だけでなく、体も寝起きの状態です。
準備運動をして、体を起こしてから走るようにしましょう。
準備運動は、ゆっくりと動的ストレッチをすることをおすすめします。
動的ストレッチの目的は、体を動かすことで、筋肉の収縮と弛緩を繰り返し、血流を促進させることです。
動的ストレッチをした結果、体が温まりケガの予防につながります。
激しい運動はしない
朝は体が眠っています。
いきなり激しい運動をするとケガにつながるので、絶対にしないようにしましょう。
強度を上げて練習したい場合は、しっかり準備運動を行い、入念なウォーミングアップを行うことをおすすめします。
きつい時はムリをしない
朝は起きれたものの、体がきつい時は無理をしないようにしましょう。
疲れている、体調が悪い時は無理をしてはいけません。
きつい時に運動することで、疲労が蓄積し仕事にも悪影響を及ぼす可能性があります。
生活リズムを整え、良いコンディションで朝ランを行いましょう。
朝ランをやってみよう
朝ランはたくさんのメリットがあります。
ケガには注意して、朝ランをしてみましょう。
朝ランをすることで、素敵な生活を送れること間違いありません。
明日の朝からランニングを始めてみましょう!