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カーボンシューズは上級者向け?ランニング初心者が履きこなす方法を考える!

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初めて厚底カーボンシューズを買いました。

デサントのデルタプロレースです。

レビューはこちら。

初めての厚底カーボンシューズを履きこなすための方法を考えていきます。

カーボンシューズとは

カーボンシューズとは、カーボンプレートが内蔵されたシューズのことです。

ここ数年で主流となり、トップクラスの選手はほぼ全員が厚底カーボンシューズを履いてレースに出場しています。

今では、さまざまなメーカーからカーボンシューズが販売されており、市民ランナーでもカーボンシューズを履いている人は大勢います。

カーボンシューズは上級者向けと思われがちですが、初心者向けのカーボンシューズも販売されています。

カーボンシューズの特徴

カーボンシューズを履く前に、知っておきたい特徴があります。

反発が強い

カーボンプレートとは炭素繊維を組み合わせた板のことを意味します。

カーボンプレート
  • 炭素:元素記号C(carbon)
  • 豆知識:ダイヤモンドは炭素からなる鉱物である。
  • 板:plate(プレート)
  • カーボンプレート:炭素繊維で合成された板

カーボンプレートは硬く、反発するように作られています。

プレートの形状により、反発性能や走り方に違いが出てきます。

一般的にカーボンシューズといえば、硬くて反発が強いシューズと考えていいでしょう。

脚の負担が大きい

カーボンシューズは跳ね返りが強いです。

そのため、脚にも強い力が加わります。

その結果、脚に負担が大きいと言われています。

この原理は作用反作用の法則で説明できます。コトバンクより引用します。

作用反作用の法則

A、Bの2物体が互いに作用を及ぼし合っているときの作用の及ぼし合いに関する法則。物体Aが物体Bに及ぼすのを作用、物体Bが物体Aに及ぼすのを反作用とすれば、作用があればかならず反作用が生じており、その大きさは等しく方向が反対である。

コトバンクより引用

わかりやすく説明すると次のようになります。

作用反作用の法則

2つの物体が互いに力を及ぼし合うとき、それらの力は向きが反対で大きさが等しい

次のような時に、脚の負担が大きくなるので注意しましょう。

  • 地面を強く蹴るとき
  • 反発の大きいシューズを履いているとき
  • 長い距離を走るとき
  • アスファルトなどの硬い道を走るとき

走り方にコツがいる

厚底のカーボンシューズを履きこなすにはコツが必要です。

インターネットで情報を集めてみると、多くのサイトでフォアフット走法をおすすめしています。

フォアフット走法

全足部(つま先側)から着地を行う走り方

トップランナーが使うレーシングモデルになると、フォアフット走法が一番いいという結論が出ています。

ここで疑問が浮かびます。

「市民ランナーでフォアフット走法をしている人はいるのでしょうか?」

結論を言うと、市民ランナーでフォアフット走法をしている人はほとんどいないと考えられています。

市民ランナーのほとんどがヒールストライク走法を呼ばれる、かかとで着地をする走り方です。

ヒールストライク走法

ヒール(かかと)から着地を行う走り方

そんな市民ランナーでも履けるように作られたのが、初心者用の厚底カーボンシューズです。

このように市民ランナーでも履けるシューズがあるので、自分に合わせたシューズを選ぶようにしましょう。

値段が高い

カーボンシューズは値段が非常に高いです。

そもそもカーボン自体が高価なものなので、仕方ないことかもしれません。

後悔しないように、慎重にシューズを選びましょう。

初心者がカーボンシューズを履いた感想

私が初めてカーボンシューズを履いた時の感想は「硬い」でした。

初心者用の優しいカーボンシューズでしたが、初心者用でも反発を感じます。

走り終わると、足首あたりに強い疲労感を感じました。

初めてカーボンシューズを履く場合は、少しづつ慣れていく必要がありそうです。

1ヶ月で70kmほどカーボンシューズを履きました。この距離はアップとダウンの距離も含まれるので、疾走した距離はおよそ半分くらいになります。

これだけの距離では、まだまだ脚へのダメージが大きいです。

レースで使用するためには、ダメージが少なくなるように履きこなす必要があります。

カーボンシューズを履きこなすための方法

カーボンシューズを履きこなすための方法を考察します。

カーボンシューズの特徴を理解する

上記の「カーボンシューズの特徴」で紹介した内容を理解することが重要です。

普通のシューズ比較すると、走りの感覚がかなり違います。

まず初めに特徴を理解することから始めてみましょう。

カーボンシューズに耐えるための脚を作る

カーボンシューズを履きこなすためには、衝撃に耐えられる脚が必要です。

まずは優しいシューズで走ることに慣れましょう。

走ることに慣れてきたら、初心者用のカーボンシューズを履いてみることをおすすめします。

走り慣れていない状態でカーボンシューズを履くとケガの可能性が高まります。

まずはしっかりとした脚作りから始めましょう。

慣れるまで履き続ける

カーボンシューズを履いて走ることができたら、今度は慣れるまで履きます。

疲労感や痛みがでたら、様子をみるようにしましょう。

たくさん走って、早く慣れたい気持ちはわかりますが、走る距離を少しずつ伸ばすことでケガのリスクを減らすことができます。

走る距離と回数を増やして、カーボンシューズに慣れていきましょう。

薄底のシューズで接地の感覚を養う

厚底シューズは接地の感覚がわかりにくいです。

接地の感覚を養うために、薄底のシューズを履いてみることをおすすめします。

薄底のシューズを履くことで、地面からの反発を感じることができ、足の裏の感覚を養うと同時に、強化することができます。

薄底シューズは足のダメージが大きいので、ジョグまたは短い距離の練習で使用することをおすすめします。

ケガに注意して練習する

カーボンシューズを履くことで、レースで好タイムを狙うことができます。

好タイムを出そうと、練習量を増やしたり、カーボンシューズをガンガン履くと、ケガのリスクが一気に高まります。

ハードに追い込む練習、接地の感覚を養う練習、カーボンシューズを履くために足を鍛える練習など、練習に目的を持って行いましょう。

しっかり休養を取ることも練習です。休養をとることでハードな練習が可能となるので、休むときはしっかりと回復に努めましょう。

ケガに十分注意して。楽しいランニングライフを過ごしましょう。