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熊本城マラソン2023徹底攻略〜コース分析〜

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城を駆け上がって終わることで有名な熊本城マラソン。

なんとか完走したものの、寒さの記憶が強すぎて、コースの記憶がありません。

記憶に残っているのは、太平燕(タイピーエン)美味しかった。ただそれだけ。

忘れもしない熊本城マラソン2020、凍えるような寒さと雨風による過酷なレースを経験しました。

低体温症による救急搬送が相次ぎ、過去最低の完走率を記録した記念すべき大会です。

今回の大会もコンディションが悪い可能性があるので、その点も踏まえて分析していきます。

熊本城マラソン2023概要

大会名称:熊本城マラソン2023

開催日時:令和5年2月19日 9:00スタート[雨天決行]

種目:歴史めぐりフルマラソン、金栗記念熊日30キロロードレース、城下町ファンラン

歴史めぐりフルマラソン(日本陸連公認コース)

  • 参加定員:11,000人
  • 制限時間:7時間
  • 参加資格:大会当日に満18歳以上(高校生不可)
  • 参加料 :14,500円(システム使用料500円含む)

金栗記念熊日30キロロードレース(日本陸連公認コース)

  • 参加定員:150人
  • 制限時間:28.3km最終関門を10:58分までに通過すること
  • 参加資格:平成16年4月1日以前生まれ(高校生不可)の日本陸連登録者
  • 参加料 :6,000円(システム使用料500円含む)

城下町ファンラン

  • 参加定員:1,500人
  • 制限時間:1時間15分
  • 参加資格:中学生以上
  • 参加料 :4,000円(システム使用料500円含む)

気温・天候

熊本城マラソンは天気がいいことが多いです。

朝は寒いものの、どんどん気温が上がり、後半は暑く感じるほどです。

しかし2020年は悪天候により、苦しいレースとなった人が多かったようです。

例年の気温・天候

最低気温は0℃付近になることが多いです。

スタート時は5℃前後まで上がるものの、スタート地点は日陰が多いので肌寒いと予想されます。カッパ等を準備しておくといいかもしれません。

日中の最高気温は10℃を超えます。暑い場合は15℃を超えることも。

スタートまでは肌寒いものの、走り出せばそれほど寒さは感じなくなると思います。

気候に関しては、マラソン日和になることが多いです。

2020年の気温・天候

スタート時の気温は16℃を超えていました。雨風が強く、暖かくはないものの、それほど寒くありませんでした。

しかし、その後気温はどんどん下がり、風も冷たくなります。

お昼の地点では、気温は10℃を下回っていました。冷たい強風と冷たい雨という厳しい天候が、ランナーを襲いました。ランナーだけでなく、ボランティアの方々もかなり寒い思いをしたそうです。

この悪天候が原因となり、低体温症で40人以上のランナーが救急搬送されました。コロナ禍の開催と合わせて、全国的なニュースになっています。

大会当日の天気を確認して、しっかりと服装と持ち物の準備しておきましょう。

2023年も雨

tenki.jp 2週間天気より引用

2020年に続き、雨が予想されています。

受付の時にもらえうえがおさんのポンチョは雨用ではありません。防寒用と記載されています。

ゆっくり走る人はレインコートを準備することをおすすめします。

私は、ファミマでレインコート(税込550円)を購入しました。

コース・高低差攻略

熊本城マラソンは市街地をスタートし、ゴールのある熊本城を目指します。

ポイントごとに紹介していきます。

スタート〜

スタート直後は混雑しており、思うように走ることができません。

スタートして2kmもしくは3km地点まで、は体力を無駄遣いしないようにします。設定タイムより遅くても焦らないことがポイントです。

熊本城マラソンHPより引用 https://kumamotojyo-marathon.jp/course.php

10km〜

10km過ぎてから、田園地帯に入ります。

コースが狭くなり、風の影響を受けるので、集団の中で体力を温存しておきましょう。

25km過ぎまでは同じような道が続くので我慢です。

風景がよく、楽しく走れるのでテンションが上りスピードが上がらないように注意です。

田園地帯とはいえ、沿道の応援が多く、かなり元気がもらえます。

終盤に足を残すために、のんびりと楽しみましょう。

25km〜

広い通りに戻ってきます。

毎年、風が強い区間です。かなりの強風です。

できるだけ集団で走るように心がけたいところです。

この辺りで足が止まると、その後に地獄を見ることになります。

折り返し後に、熊本名物「太平燕(タイピーエン)」があります。余裕がある人は食べておきましょう。

塩分が多いため、足攣り対策になると思います。しかし口の中がしょっぱくなります。

食べる食べないは、自己責任でお願いします。

31km付近の熊本西大橋は、疲労の溜まった足にダメージを与えます。

さらに、メンタルにまで追い打ちをかけてきます。

上りはムリをしないで歩く、という選択肢を持っておくとメンタル的に楽になれます。

35km〜

あとは登るだけです。

狭い道を通ります。

地面が走りにくい箇所があり、疲れ切った脚に追い打ちをかけてきます。

ちょっとずつ上っているので、思っているよりダメージが積み重なって行きます。

最後の熊本城への上りは、今までの上りとは比較になりません。

歩いている人がかなり多くなります。走ったとしても、かなりゆっくりのペースになります。

足だけでなく、心肺機能もかなり追い込まれます。ここは走って、歩いての繰り返しで最後まで行きましょう。

もう足も残ってないので、最後はメンタル勝負です。勢いに任せて上ってください。

高低差

熊本城マラソンHPより引用 https://kumamotojyo-marathon.jp/course.php

初めのうちは、元気なので高低差はほとんど気になりません。

むしろ走り始めは下っています。下っている感じはしないですが、地味に下っています。

まずは、熊本西大橋で大きな上りがあります。

ここは帰りにも通るので、覚えておくといいかもしれません。覚えておくことでその後のテンションが下がる人は、いったん忘れてかまいません。

その後、田園地帯に入りますが、多少のアップダウンはあるもののそれほど気にはなりません。

帰りの熊本西大橋までは楽しんでください。

30km過ぎてから、熊本西大橋に戻ってきます。

ここでは、行きとは比べものにならないキツさを味わうことができます。

しっかりと味わってください。

その後は、疲労がたまり自分との戦いになります。

最後の熊本城を登るときは、勢いに任せて上ります。

絶望を感じる人も少なくないですが、城攻めとはそういうものです。

簡単に落とせるようでは、面白くありません。

熊本城マラソンの思い出に、城攻めを楽しんでください。

補給食の攻略

熊本城マラソンの補給食の特徴は3つあります。

補給食の特徴
  • 前半は補給食が少ない
  • 甘いものが多い
  • 太平燕(タイピーエン)

前半は補給食が少ない

まずは前半は補給食が少ないということです。10km過ぎてしばらくしないと補給食はありません。必要な人は準備しておきましょう。

15kmあたりから補給省がたくさん出てきます。

たくさん食べることのできる人は、前半の補給食を準備しておけば問題ないでしょう。

そもそも、補給食をあまり摂らない人は問題ないかもしれません。

甘いものが多い

甘い食べ物が多いです。

注意すべきはドーナツ棒です。口の水分を全て奪われます。

甘くて美味しいので、ぜひ食べてください。ただし、水分の確保をお忘れなく。

その他は、おにぎり、パン、バナナ、トマト、イチゴなど美味しいものばかりです。

食べれる人はたくさん食べましょう。走りながら食べるイチゴは格別です。

甘いものが苦手な人は、必ず補給食を用意しておきましょう。

痛い目に会うどころか、甘い目に会います。

太平燕(タイピーエン)

太平燕をご存じでしょうか?

太平燕とは、野菜と魚介、春鮫の入った鶏ガラスープのことを言います。(ニュアンスが違ったらすみません。)

熊本の愛され続ける郷土料理です。かなり美味しい上にヘルシーです。減量中にはもってこいの最高メニューなんです。

そんな最高メニューがマラソン中に食べることができます。

体が温まり、塩分の補給だできます。

太平燕が食べられる地点は風が強く、肌寒いことが多いので食べないわけにはいきません。

しかし、口の中がしょっぱくなるので、水分が欲しくなります。

食べる際は、「太平燕の後味まで楽しめてラッキー」くらいの感覚を持っておくといいかもしれません。

追記:ファンランしたい方はこちらを参考にしてみてください。

熊本城マラソン2023の変更点

参加案内・アスリートビブス(ゼッケン)引換証

各自で熊本城マラソンのホームページにてダウンロードしてください。とのことです。

熊本城マラソン2023ホームページはこちらhttps://kumamotojyo-marathon.jp/

受付全般

今回の受付は事前に顔認証登録を済ませておく必要があります。受付の混雑を回避する目的です。

健康観察表の提出も必要です。事前に記入しておきましよう。体調が悪い場合は参加できませんので、体調管理にも十分な注意が必要です。

スタートブロックの増設

スタート前の密を避ける目的で、スタートブロックが増設されています。自分のスタートブロックを確認しおきましょう。近くのトレイや、荷物を預ける場所の確認もお忘れなく。

マスクの着用

レース前、レース後はマスクを着用し会話を控えるようお願いされています。

マスクの持参をお忘れなく。

最後に

タイムを狙う人、楽しく走る人、完走を目指す人。

目的は様々ですが、ランナーだけでなく大会に関わる一人一人が主役です。

みんなで良い大会にしていきましょう。

2020年の大会は寒さにより、低体温症で救急搬送される人が大勢いました。

当日の天候によっては、そのようなことも起こりかねません。

良い思い出となるように、ランナーの皆さんはしっかりと準備をして臨んでください。

皆さんにとって、良い大会となることを祈っています。

追記:完走しました。

熊本城マラソン2023走ってきました。

サブ4達成できて大満足のレースとなりました。